木田郡三木町の松原病院|内科、消化器内科、循環器内科、小児科、整形外科、リハビリテーション科

087-898-0620
電話受付時間:平日8:30〜18:00

検査部

検査について

当院の検査部は検体検査、生理検査、画像診断の3部より構成されています。

それぞれの検査において、最新の検査装置を導入し、業務に携わっています。

臨床・生理検査では、より簡単に苦痛を伴わない検査を目指し、画像検査においてはスピーディかつ、被曝低減を目指して、検査を行っています。
それぞれの検査をすることで人々の健康基準を現在より高くすることを目指しています。
検査は臨床検査技師、診療放射線技師が主に検査しています。

平成16年に香川県遠隔医療システムK-mixを導入したことにより、医療機関との連携がより密になり、患者様へこれまで以上のサービスを提供することが可能となっています。

当院では院外からの画像診断の依頼を随時受け付けております。
検査結果は検査終了後患者様にご紹介いただいた医療機関様へお持ち帰りいただいています。
ご希望によりK-MIXの使用、あるいはインターネットを使用しての画像送信も可能です。

また、ご希望の方にはCTなどの画像検査をCD-Rで提供させていただいています。
当院指定の画像情報提供書に必要事項を記入し、申請していただきます。費用は500円いただきます。

MRI・CT検査を初めとする当院への検査紹介をご希望の医療関係者の方はこちらをご参照ください。

健康診断も随時受け付けております。ご希望の方は当院へご連絡ください。
連絡先:087-898-0620

各検査

血液・尿検査

血液検査は一度の検査で数十項目の検査を行うことが可能です。これによって血液中の赤血球・白血球・血小板などを測定し、臓器の異常・病気の発見に役立つ検査です。 尿検査は腎臓が血液内の不要物をろ過して、体外へと排出する尿を検査します。体の不調などがあるときは、排出されるべきものが排出されていない、または排出されてはいけないものが排出されているということから臓器の異常を発見します。

心電図

心電図検査とは心臓の動きにより生じる人体に流れる電気信号の変化をグラフにして観察する検査です。
これにより、不整脈を初めとする心疾患の診断・治療をいち早く行うことが出来ます。
当院では一般に行われる心電図のほかに、24時間モニターをつけて、日常生活での心電図の変化を観察するホルター心電図、心臓へ負担を一時的にかけその変化を観察する負荷心電図があります。

標準12誘導心電図検査とは・・・?

ベッドに寝て、手首、足首、胸に吸盤やクリップの電極を付けて検査します。
健康診断などでも行われる、基本となる心電図検査です。
標準12誘導心電図ではわからない時や、詳しい検査が必要なときはホルター心電図や運動負荷心電図などを行います。

ホルター心電図検査とは・・・?

手のひらに乗る小さな装置を付けて、日常生活中の心電図を24時間記録する検査です。
普段の行動の中で心電図がどのように変化するか、何か症状(動悸、めまい、胸痛など)があるときに心電図がどのようになっているか、不整脈の数や種類はどうか、などについて調べる検査です。

ホルター心電図検査
ホルター心電図検査
注意すること
  • 検査中は入浴、シャワーはできません。
  • 検査中は電気毛布の使用はできません。
  • 装置の取り付け、取り外しはそれぞれ5分程です。
検査の主な流れ
  1. 検査の予約。
  2. 病院で装置を取付けます。帰宅し普段通りの生活をしていただきます。
  3. 翌日来院し装置を外します。後日主治医から結果の報告をいたします。

運動負荷心電図検査とは・・・?

心電図電極を付けて、ルームランナーと同じようにベルトの上を歩く検査です。
狭心症による変化や、運動によって不整脈が出ないかなどを調べます。
3分ごとに坂道になったり、速くなったりしていきます。
運動の前、運動中、運動した後の心電図を記録して、どのように変化するかを調べます。
検査に掛かる時間は患者様により異なりますが、20分から30分ほどです。

運動負荷心電図検査
運動負荷心電図検査
注意すること
  • 検査は医師が立会います。胸が苦しくなったり、足がついていかなくなった時は無理をしないでください。
  • 検査当日は歩きやすい服装で、また血圧を測りながら検査をしますので半そでの服を準備してください。
  • 検査直前は食事や喫煙を行わないでください。
検査の主な流れ
  1. 検査の予約。
  2. (検査当日)心電図電極、血圧計カフを取り付けます。
  3. 運動前の血圧と心電図を記録します。
  4. 心電図と血圧を記録しながらベルトの上を歩きます。3分ごとに坂道になったり、速くなったりします。
  5. 目標の心拍数に達した、足がついていかない、血圧が上昇した、心電図に異常が出たなどで運動終了します。
  6. しばらく運動後の心電図と血圧を記録します。
  7. 主治医から結果の説明。

24時間血圧計

24時間血圧検査について

小型の血圧計を肩に掛けて24時間通常の生活をしていただきます。
日常生活中の血圧の変化を調べる検査です。高血圧(低血圧)を調べたり、薬の効果を見たりします。

24時間血圧検査
24時間血圧検査
注意すること
  • 検査中は入浴、シャワーはできません。
  • 検査日は袖のゆったりした服装で来院お願いいたします。
  • 装置の取り付け、取り外しはそれぞれ5分程です。
検査の主な流れ
  1. 検査の予約。
  2. 病院で装置を取付けます。帰宅し普段通りの生活をしていただきます。
  3. 翌日来院し装置を外します。後日主治医から結果の報告をいたします。

血圧脈波検査

血圧脈波検査について

心音マイクと心電図電極、血圧カフを付け、動脈硬化を調べる検査です。

動脈硬化とは

血管の弾力性が失われ、硬くなったり血管の壁にコレステロールなどがたまり、血液の流れが悪くなった状態のことです。

この検査でわかること

  • 動脈の硬さ(CAVI):あなたの血管の硬さが何歳相当であるか(血管年齢)がわかります。
  • 動脈の詰まり(ABI):動脈が狭くなったり、詰まったりしていないかがわかります。
注意すること
  • 心音をとりながら検査をしますので、検査中は声を出さないでください。
  • 検査中は体の力を抜き、手足を動かさないようにしてください。
検査の主な流れ
  1. ベッドに横になり心電電極、心音マイク、血圧カフ(両腕と両足首)を付けます。
  2. 血圧を計るのと同じ要領で検査をします。4分ほどで終了します。

呼吸機能検査

呼吸機能検査

肺線維症など肺活量が低下する拘束性の障害や、慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、慢性気管支炎)など閉塞性の障害について調べる検査です。

呼吸機能検査
呼吸機能検査
注意すること
  • 検査前の喫煙はひかえてください。
  • 入れ歯は外していただきます。
検査の主な流れ

検査は2種類行います

肺活量の検査
  1. 鼻から息が漏れないよう専用のクリップで鼻をつまみます。
  2. マウスピース(紙の筒)を口にくわえ普通に呼吸をします。
  3. 吐いてください!の声にあわせて息を最後まで吐ききります。吐けなくなったら吸います。吸えなくなるまで吸ったら もう一度吐けなくなるまで吐きます。吐けなくなったら普通の呼吸にもどります。
  4. いいですよの声でマウスピースを口から放します。
1秒量の検査
  1. 鼻から息が漏れないよう専用のクリップで鼻をつまみます。
  2. マウスピース(紙の筒)を口にくわえ普通に呼吸をします。
  3. 吸ってください!の声にあわせて吸えなくなるまで息を吸います。吸えなくなったら力いっぱい一気に吐き出します吐けなくなったら普通の呼吸に戻ります。
  4. いいですよの声でマウスピースを口から放します。
  5. 検査終了です。

超音波検査

通常は聞こえないほどの高い周波数の音波を使用して、人体の断層画像を得る検査です。
X線(レントゲン)検査とは異なり、人体への影響はありません。検査は音波が透過する任意の部位の検査を行うことが出来るのも特徴です。
主な検査部位としては腹部、心臓、血管が挙げられます。

人体への影響がないことから、妊娠中の方にも使用されています。
検査部位により、食事を前日から中止していただくことがあります。
検査をご希望の方は当院までご相談下さい。

超音波検査
超音波検査

内視鏡検査

内視鏡検査は内腔を有する消化管へ細く自由に屈曲する管(電子内視鏡)を挿入し、消化管内腔を観察する検査です。
検査は15分程度で終わります。

一般に内視鏡検査と聞くと「胃カメラ」を連想すると思われますが、実際は検査を行う部位により呼び方は変化します。また内視鏡の太さも部位により異なります。

内視鏡を通して消化管粘膜の変化を詳細に観察し、場合によりその粘膜を取り出し、より詳細に顕微鏡を用いて観察し、良性か悪性を判別することが目的です。
当院では食道・胃・十二指腸を観察する上部消化管検査、胆嚢・膵臓検査と大腸・直腸を観察する下部消化管内視鏡の検査を行っています。

内視鏡検査は苦しいと思われるかもしれませんが当日は局所麻酔と消化管の動きを抑える注射を行いますので ほとんどの方は苦しまずに検査を終了します。

ただ、麻酔を行いますので、検査終了後は麻酔からさめるまでは、当院にてお休みください。

内視鏡検査は消化管内を詳細に見るために、検査の前日から絶食を行っていただきます。これは消化管内を空にしていただくためです。

検査ご希望の方はあらかじめ当院へご連絡ください。

内視鏡査
内視鏡

骨密度測定検査

骨密度測定検査は骨粗しょう症の判別を行い、骨が折れ易い状態であるかを診断する検査です。

骨粗しょう症とは人の骨が20代をピークに少しずつ減少し続けることにより、骨の密度が減少して骨が折れ易い状態(骨の密度が疎、つまりスカスカ)になることです。

男性女性共通して、加齢・遺伝性・体質・ホルモン・栄養不足・運動不足・無理なダイエットなどにより骨粗しょう症になり易くなります。

特に女性の場合は閉経後にホルモン(エストロゲン)の減少により急激に骨密度が低くなり、もろい骨になり易くなります。

当院では腕を使用して検査を行います。検査時間は40秒程度で終わります。

骨密度測定
骨密度測定

X線検査・消化管造影検査

X線検査

一般にレントゲン検査と呼ばれています。健診での胸の写真を初め、様々な部位の写真を短時間で得ることが出来ます。皆さんにとって最も身近な画像検査です。

検査にはX線(放射線)を使用しますが、その被曝線量は人体への影響がほとんどない程度なので心配はありません。 一方、X線検査により現在どのような病気なのかがすぐに分かる利益のほうが大きいのです。 当然のことながら、被曝線量は低減することは絶対条件です。

当院では医師・診療放射線技師がその重要性を十分に理解し、検査を行っています。それでも心配である方は受診時にお気兼ねなくお尋ねください。

妊娠の可能性がある方に関しては、検査前に職員へお伝えください。また、そうでなくとも妊娠が可能性のある方には職員より質問させていただきます。

X線検査
X線検査

消化管造影検査

バリウム検査で知られる胃を中心とした上部消化管の検査を初め、胆嚢・膵臓、大腸にいたるまでその検査部位は様々です。

上記で述べた通常のX線検査でははっきりしない部位・臓器が造影剤を使用することにより詳細に分かります。

造影検査で使用する造影剤はバリウムのような飲むタイプ、注射で体内に注入するタイプなど様々です。 造影剤は安全を第一に作成されていますが、通常体にないものを体に入れるので検査後はいつもより多めに水分摂取を行っていただき、出来るだけ早く体外に排出していただく必要があります。 アルコール類による水分摂取は控えてください。

  • 体質により、造影剤にアレルギー反応が出る方がいらっしゃいます。
  • 以前に造影剤によるアレルギー反応が出た方はあらかじめ職員へお伝えください。
消化管造影検査
消化管造影検査

CT検査

X線を人体にあて、透過したX線が人体にどれくらい吸収されたかをコンピューターで計算し、その結果を輪切りの画像、または立体画像として描出するのがCT検査です。

これにより通常のX線検査に比べ、人体の内部をより詳細に知ることが出来ます。当院では16列のマルチCTを平成19年9月に導入いたしました。

被曝線量もこれまでの装置より少なくなりました。
検査時間は通常の検査であれば1分程度で完了します。
さらにメタボリックの判定が数秒で簡単に分かります。

検査中はCTの寝台に寝ていただきます。検査中は、音声にあわせ、呼吸するだけで検査が終了します。より詳細に検査を行うときは造影剤を用いて検査を行います。

妊娠の可能性のある方に関しては、検査前に職員へお伝えください。また、そうでなくとも妊娠の可能性のある方には職員より質問させていただきます。

貴金属類等を装着している方は検査時に外していただきます。

狭いところが苦手な方はあらかじめお知らせください。
造影剤は体質により、アレルギー反応が出る方がいらっしゃいます。
以前に造影剤によるアレルギー反応が出た方はあらかじめ職員へお伝えください。

ペースメーカを装着されている場合、誤作動が発生するという報告があります。
ペースメーカーを装着されている方は検査前に確認させていただいています。

CT検査
CT検査

内臓脂肪測定のメリットについて

メタボリックシンドロームとはCTなどの断面画像で調べた場合、内臓面積が100平方cm以上の内臓肥満と、高血圧・高脂血症・糖尿病などの生活習慣病が2つ以上合併し、動脈硬化になりやすい状態のことです。

動脈硬化が進むことで、心筋梗塞・脳梗塞など血管の病気の発生頻度が高くなります。

当院では腹部CTで簡単に内臓脂肪の測定及び肥満型の分類が可能です。

MRI検査

MRI検査は強力な磁場を用いて行う検査です。CT検査に比較して、骨から出る信号の影響が少なく、神経、軟部の描出が優れた検査です。

しかも、任意の断層画像を得ることが出来るだけでなく、造影剤を使用せずに血管画像を得ることが出来ることが長所です。 しかしながら、体の動きに弱く、検査時間が長いことが短所に挙げられます。

また、強力な磁場を発しているので、金属類が人体に装着されている方は検査できないことがあります。(下表参照)

通常の検査では分かりにくい部分がある場合、造影剤を使用することがあります。

狭いところが苦手な方はあらかじめお知らせください。
体質により、造影剤にアレルギー反応が出る方がいらっしゃいます。
以前に造影剤によるアレルギー反応が出た方はあらかじめ職員へお伝えください。

当院MRIの特徴

大学病院や大病院と同じ高磁場1.5T超伝導MRI装置を当院は導入しています。現在主に使用されているMRI装置には大きく分けて2種類あります。

超伝導磁石(0.5T~1.5T:中~高磁場)と永久磁石(0.2~0.4T:低磁場)です。MRI装置は磁場強度が高いほど、高機能に詳細な情報を得ることが出来ます。

今回当院に導入された1.5T超伝導MRI装置は短軸設計により、検査時の圧迫感が低減されています。

しかも、従来のMRI検査と比べ、 短時間で検査を終了することが出来るだけでなく、これまで一般的であった脳や頚部の血管に加え、お腹や足といった全身の血管、更にMRCPといった胆管・膵管検査などを造影剤を使わず高詳細に撮像することが出来ます。

MRI検査
MRI検査
検査を安全に行うための注意事項

以下の事項について該当する方は検査予約時に医師へご相談ください。

  • ペースメーカが体内にある
  • 脳動脈瘤のクリップがある
  • 刺青をしている
  • 手術で体内に金属がある
  • 上記以外の金属が体内にある
  • カラーコンタクトレンズを装着している
  • 妊娠をしている、あるいはその可能性がある方
  • アイシャドーなどの金属を含む化粧品(金属が含まれていると画質に悪影響を及ぼすことがあります)
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